日本人のDNA

皆さんは、パンとご飯どちらが好きですか?
だいぶ唐突な質問でしたが…
当然ですが私たち日本人には日本人のDNAが古代の昔から脈々と流れています。

今から10年程前に参加した糖尿病のセミナーで壇上に立った講演者が「今、日本を含めたアジアで糖尿病患者が爆発的に増えている。その理由は食生活の欧米化にある。狩猟民族だった欧米人は肉を食して分解する能力に長けているDNAを持っているが、農耕民族であるアジア人は穀物や野菜を分解する能力に秀でているDNAは持ちあわせているが欧米人のような肉や乳などを分解する能力は弱い。このように身体的能力が異なっているところに欧米化の食生活が流入してきているのが最大の原因」←のような講演を聞いてなるほどと大きく頷いたのを未だに覚えています。
その後も幕内秀夫さん著書粗食のすすめシリーズの本を読んだり、マクロビオティックの料理教室に通ったりする度に講演会の内容に行き着きます。
幕内秀夫さんは粗食のすすめの本の中でひらがな食をすすめています。
サンドイッチよりおにぎり、パスタより蕎麦やうどんのような…
マクロビオティックでも一物全体(食べ物はなるべく皮や根っこも=全体を食べましょう)と身土不二(その土地で採れた旬のものを食べましょう)を基本としています。

これらを学んだ私は、よく助産師外来で産婦さんに
「漫画日本昔ばなしの食事場面にマックのバーガーや美味しそうなアイスやケーキは出てきましたか?出てきていませんよね。漫画日本昔ばなしのお殿様ではなく庶民の食事が日本人には良い食事。白いご飯とお野菜をしっかり食べて後は少しの魚や豆腐などのおかずを食べれば十分です。日本昔ばなしに出てこないような食べ物は常食は避けたまにだけにしましょう。」とお話していました。

私事ですが、若い頃は大変な便秘で色々な薬や何とか酵素みたいな便秘によろしとされる物が手放せませんでした。
当時私は大のパン好きでパンの会という日本全国に会員を持つ会にも入っていた程。よく、どこどこのなになにパンが美味しいという情報を仕入れてはわざわざ遠くのパン屋さんまで買いに行っていました。
しかし結婚した夫はパンはあまり好まずご飯党。だんだんと私もご飯の美味しさに目覚めて…
あまりパンを食べなくなったらいつの間にか便秘も改善していました。
日本人の私にはパンよりご飯の方が身体に合っていたんだなぁと実感しました。
だからと言って絶対パンは食べないかというとそんな事はありません。(数日前のシフォンケーキの記事とこの記事は相反しますね)

世の中の事、全てに言える事ですが極端な偏りは良い結果を生まないような…
何事も過ぎたるは及ばざるが如しですね。
という訳で、こどものへやの食事も旬の素材を使ったバランスの良い食事をと考えております。

Both comments and pings are currently closed.

Comments are closed.